目次
・アイロンがけ前に知っておきたいチェックポイント
・アイロンの種類
・スチームと霧吹きの使い方と違い
・あて布の使い方と代用品
・アイロンがけをきれいこなすコツ
アイロンがけ前に知っておきたいチェックポイント
衣類等アイロンがけする際は、必ず内側に付いている洗濯表示を確認しましょう。
必ずアイロンに関する記号が表示されています。
・アイロンのマークに点3つ
底面温度 200°Cを限度としてアイロン仕上げ処理ができる。
・アイロンのマークに点2つ
底面温度 150°Cを限度としてアイロン仕上げ処理ができる。
・アイロンのマークに点1つ
底面温度110°Cを限度としてスチームなしでアイロン仕上げ処理ができる。
・アイロンのマークに×印
アイロン仕上げ処理はできない。
※上記の洗濯表示は、平成28年12月1日以降の新しい記号です。
アイロンの種類
アイロンには素材や用途によりアイロンのタイプが異なります。
・スチームアイロン
本体のタンクに水を入れ温めるとアイロンの底面から高温の蒸気が出るタイプです。この蒸気と本体の重さを利用して、衣類等のシワを取ったりズボンやスカートに折り目を付けたりする事が出来ます。高温の蒸気による、除菌・消臭・防虫効果もあります。
最近はスチームアイロンが主流になってきており、色んなメーカーから販売され種類も多く選択肢が豊富です。
・ドライアイロン
高温の熱とアイロンの重さで押さえる力によって布のシワを伸ばすタイプです。
細かいシワまでしっかりと伸ばし、きれいな仕上がりが期待できますが、重さと熱のみでシワを伸ばす為、使いこなすまでに時間がかかる場合があります。
・衣類スチーマー
アイロン台を使用せずに、衣類をハンガーにかけたまま、スチームの力でシワを伸ばすアイロンです。スチームアイロン同様に除菌・消臭・防虫効果があります。
しかし、アイロン台を使わない為片手でアイロンをかけるのに腕が疲れてしまい多くの衣類のアイロンがけは億劫になってしまうデメリットはあります。
スチームと霧吹きの使い方と違い
・スチームと霧吹きって同じだと思っていませんか?
実は、水滴の大きさが違うんです。
・スチームは、小さい水滴(水蒸気)でシワを伸ばします。
ウール素材やセーター等の衣類をふんわりと仕上げてくれます。
・霧吹きは、スチームよりも大きい水滴です。
スチームでも伸びない、綿や麻の衣類等、強烈なシワを伸ばすには最適です。
あて布の使い方と代用品
アイロンをかける際にあて布を使用して…等と聞いたことはありますが、あて布ってなんの為に使用するか知っていますか?
あて布は、アイロンの熱を分散させて生地のダメージを防ぐ役割があります。
しかし、全ての洋服に使用するわけではなく、高熱に触れると変質するデリケートな素材にのみ使用します。
あて布を使った正しいアイロンのかけ方は、まず普段通りアイロン台の上に洋服を置き、手でシワを伸ばし、その上にあて布を置きます。そして、生地に合った温度に設定してアイロンがけをしましょう。
あての布の代用品としては、色移りのしないように白色のハンカチやタオルを使用してもするのがベストです。
アイロンがけを楽にきれいにこなすコツ
衣類は半乾きの状態でアイロンをかける方がシワが伸びやすくなります。完全に乾いてしまった際は、霧吹きで湿らすと良いでしょう。
アイロンを持っていない方の手で生地を引っ張りながらアイロンをかけると衣類が縮むのを防ぎます。
アイロンをかけた後にはすぐに畳まない様にしましょう。蒸気や熱が残っているので、すぐに畳むとシワの原因になってしまいますので、30分ほどハンガーに吊るして置く事をお勧めします。